海外旅行は新たな冒険と素晴らしい経験を提供してくれますが、時には予期せぬ出来事に遭遇することもあります。
特にスリに遭遇する可能性を考えると、適切な対処法を知っておくことは非常に重要です。
クレジットカード、現金、そして保険に関する知識を知ることも大切です。
今回は、海外旅行中にスリに遭った場合、最初にやることは何かについてリストアップした項目をご紹介します。
また、海外旅行損害保険はどこまで補償してくれるのか、クレジットカードや現金などをスリから守る方法についても、併せてご紹介します。
海外旅行でスリに遭ったとき、どうすればいい？
日本でスリに遭ったら、まず警察に駆け込み事情を話すでしょうが、海外では警察に駆け込むにも英語を話せないし、どうしたらよいか悩んでしまいますよね。
でも、海外旅行中にスリに遭遇した場合、冷静に行動して早急な対処を行うことが重要です。
（スリに遭ったときの具体的な手順）
①冷静になる
･･･驚きや怒りに支配されずに、冷静になりましょう。
焦らずに状況を客観的に評価し、次のステップを考えます。
②周囲を確認する
･･･スリに遭った場合、まずは周囲の人々や状況を確認してみてください。
周囲に他の人が関与している可能性もあるため、注意深く見回すことが大切です。
③警察に連絡する
･･･地元の警察に連絡して、被害を報告しましょう。
英語が通じない場合でも、身振り手振りや基本的なフレーズでコミュニケーションを取ることができます。
警察から盗難証明書（ポリス・レポート）を取得し、保険請求のために役立てることができます。
④クレジットカードと現金の対処
･･･盗まれたクレジットカードや現金があれば、直ちにカード会社や銀行に連絡し、カードの利用を停止させたり、現金をブロックしたりしましょう。
⑤保険を活用する
･･･海外旅行損害保険を事前に加入している場合、被害を保険会社に報告しましょう。
保険が適用されるかどうか、そしてどのような手続きが必要かを確認してください。
⑥大使館や領事館に連絡
･･･国の大使館や領事館に連絡して、状況を報告しサポートを受けることも考えてください。
特にパスポートが盗まれた場合は、新しいパスポートを取得するための手続きを進める必要があります。
⑦身分証明書の管理
･･･スリに遭った場合、パスポートやその他の重要な身分証明書が盗まれている可能性があります。これらの情報を保護し、コピーを持っておくことが大切です。
⑧続報を家族や友人に伝える
･･･家族や友人に自分の安全を伝えることを忘れずに。
状況の更新や必要なサポートを提供してもらうことができます。
⑨スリ対策の学習
･･･今回の経験を教訓に、今後の海外旅行で同じような被害を受けないようにスリ対策を学び、予防策を講じましょう。
いかなる状況でも、自身と周囲の安全を最優先に考えて行動することが重要です。
旅行前に事前準備や保険の確認、地元の緊急連絡先のメモなどを行うことも、万が一の際に役立ちます。
（スリに遭ったときの現状記録）
①スリに遭った場所や時間帯を記録する
･･･スリに遭ったときは、被害にあった物品と場所を記録しておくことが大切です。
これは、警察に被害届を出す際に必要になります。
②スリに遭った状況をできるだけ詳しく説明する。
･･･記録メモを基に説明をします。
③盗まれた物品がわかる写真やビデオを撮っておく。
･･･海外旅行へ行く前に、持っていくものの写真などを撮っておくと良いでしょう。
④警察署やクレジットカード会社からもらった書類を保管しておく。
･･･パスポートやピザを再発行する場合に、必要になることもあります。
海外旅行損害保険はどこまで補償してくれるのか？
海外旅行損害保険の補償内容は、保険会社や保険のプランによって異なります。
一般的には以下のような項目が補償の対象となることがありますが、具体的な詳細は保険契約書や保険会社のポリシーによって異なりますので、必ず保険契約書を確認してください。
（一般的な補償内容）
①盗難
･･･盗難による被害、例えば財布や荷物が盗まれた場合の補償が含まれることがあります。
ただし、補償額や条件には限度が設定されることがあります。
クレジットカードや現金の場合、保証対象にならないことが一般的です。
ただし、クレジットカードは、カード会社に連絡して利用停止にしてもらいましょう。
クレジットカード自体は、基本的に盗難保険が付いているので、不正使用された損害額は保険会社が負担してくれます。
②財物の損害
･･･荷物や貴重品が破損したり損傷したりした場合、その修理費用や補償が対象となることがあります。
③キャンセルまたは遅延
･･･旅行がキャンセルされるか、遅延した場合の返金や補償が含まれることがあります。
④医療費
･･･海外で怪我や病気にかかった場合の医療費が補償されることがあります。
ただし、事前に保険会社と連絡を取る必要がある場合もあります。
⑤救援・帰国費用
･･･緊急時の救援や帰国が必要な場合、その費用が補償されることがあるかもしれません。
⑥第三者責任
･･･他人に対して損害を与えてしまった場合の法的責任に関する補償も含まれることがあります。
⑦紛争や災害の影響
･･･政情不安定や自然災害などにより旅行が中止または変更された場合の補償が含まれることがあります。
⑧バッグガッジの遅配
･･･荷物が遅れて到着した場合の一時的な補償があることがあります。
注意すべきポイントとしては、保険の適用条件や限度額、免責金額、申請手続きなどが異なることです。
また、特定の地域での補償が制限されることもあります。
保険契約を検討する際には、契約内容をよく理解し、自分の旅行スタイルやニーズに合った適切な保険プランを選ぶことが大切です。
クレジットカードや現金など、スリ被害から身を守る方法は？
海外旅行中にスリ被害から身を守るための、いくつかの方法を以下に示します。
（スリ被害から身を守るには？）
①貴重品の分散
･･･一度に持ち歩く現金やクレジットカードを分散させて複数の場所に保管しましょう。
万が一の場合でも、すべてを失うことがないようになります。
②ホテルのセーフティボックスを利用
･･･ホテルのセーフティボックスを使用して、不要な現金や貴重品を保管することができます。
③財布やバッグの注意
･･･バッグや財布は常に目の届く範囲で保持し、開かれないように気を付けましょう。
クロスボディバッグを使うことで盗難リスクを減少させることができます。
④ポケットに注意
･･･財布やスマートフォンをポケットに入れる際には、補助的なファスナー付きポケットを使用したり、ポケットからはみ出ないように気を付けることが重要です。
⑤カードのコピーを保持
･･･クレジットカードやパスポートのコピーを取り、別の場所に保管しておくと、万が一の場合でも助けになります。
⑥共の場所での注意
･･･人混みや観光スポットなどの混雑した場所では、特に注意が必要です。
人ごみで注意散漫にならないように心がけましょう。
⑦信頼できるバッグ
･･･旅行用のバッグや財布には、盗難対策が施されているものを選びましょう。
例えば、防刃素材やジッパーのロック機能を持つバッグがあります。
⑧周囲の注意
･･･周囲の人々や不審な動きに注意を払いましょう。
自分の周りを確認し、不審な行動をする人物には近づかないようにしましょう。
⑨英語の緊急フレーズを覚える
･･･地元の警察や緊急連絡先に連絡する際の英語のフレーズを覚えておくと役立ちます。
⑩保険の活用
･･･海外旅行損害保険を利用して、スリ被害などの不測の事態に備えることも重要です。
保険の詳細をよく理解しておきましょう。
これらの対策を講じることで、海外旅行中のスリ被害から身を守ることができるでしょう。
ただし、常に注意深く行動し、状況に応じて適切な対処を心がけることが大切です。
まとめ
海外旅行で、クレジットカードや現金などのスリ被害に遭った場合、
冷静に行動して早急な対処を行うことが重要です。
また、旅行前から万が一のことに備えて、盗難防止の注意事項を守りましょう。
