味噌は、大豆や米、麦などの穀物に麹菌や酵母を加えて発酵させた日本の伝統的な調味料です。
塩分、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含み、栄養価が高いことから、健康や美容に効果があるとも言われています。
味噌作りは、意外と簡単に始めることができます。
しかし、カビが生えたり、味が薄くなったり、失敗してしまうこともあるので、注意が必要です。
今回は、圧力鍋を使った味噌作り、ジップロックによるカビ対策と味噌キット、ヨーグルトメーカーで作る自家製味噌について解説します。
圧力鍋で簡単に!簡単味噌作りのステップとは?
圧力鍋を使った簡単な味噌作りは、時間と手間を省きながらも美味しい自家製味噌を手に入れる素晴らしい方法です。
以下に、基本のステップをご紹介します。
(味噌作りのステップ)
①材料の準備
・・・まずは、味噌作りに必要な材料を揃えましょう。
大豆1kg、乾燥麹1kg、塩0.5kg、そして水が基本です。
お好みで酒粕や乾燥麹を追加することもできます。
②大豆の下ごしらえ
・・・大豆は一晩水に浸け、膨らませます。
その後、大豆を入れ水はひたひた程度で良いです。
そして、圧力鍋で15~20分柔らかく(指でつぶれる程度)煮ます。
これにより、味噌がなめらかで風味豊かに仕上がります。
煮汁は、捨てないで小鍋に取っておいてください
③大豆をすりつぶす
・・・大豆をビニール袋などに入れすりつぶし、ペースト状にします。
フードプロセッサーまたは、足で柔らかくなるまで踏みます。
④乾燥麹と塩、大豆の混合
・・・大きな容器につぶした大豆を入れ、さらに乾燥麹1kgと塩0.4kg(0.1kgは残しておく)とを混ぜたものを入れます。
煮た大豆を冷ましてから、麹とよく混ぜます。
耳たぶ位の柔らかさにしますが、硬いときは取ってある煮汁を入れ、柔らかさを調整します。
⑤味噌玉を詰める
・・・味噌を入れる容器を用意して、味噌玉を作り空気を抜きながら詰め込んでください。
⑥味噌玉の上に塩を置く
・・・詰めた味噌玉を平らに均して、上に残していた塩0.1kgを載せて、表面をラップで覆ってください。
⑦味噌を保存する
・・・涼しい令暗所で6ヵ月程度保存して、開けたときにカビがあったら取り除いてください。
⑧カビを取ったら再び保存
・・・カビを取り除いたら、良くかき混ぜて空気を抜きながら入らに戻します。
再びラップで多い保存します。
⑨お好みが食べごろ
・・・お好みの味は個人差があるので、自分好みの味になったら食べごろです。
ジップロックで手軽にカビ対策!味噌キット活用の時短レシピとは?
(カビ対策)
味噌作りは、発酵食品なので、カビが生えやすいのが難点です。
カビを防ぐためには、密閉容器に入れて保存することが大切ですが、専用の容器を用意するのも手間ですよね。
そんなときに便利なのが、ジップロックを使った味噌作りです。
ジップロックを使えば、密閉容器のように空気が触れないようにすることができ、カビの発生を防ぐことができます。
また、味噌作りのキットを使えば、材料や分量を計る必要がなく、手軽に味噌を作ることができます。
(味噌キット時短レシピ)
手軽で効果的なカビ対策を取り入れながら、味噌づくりを時短で楽しむ方法を紹介します。
ジップロックを使用した味噌キット活用のレシピは、初心者でも簡単に取り組めます。
①キットの準備
味噌キットを購入し、中に含まれる大豆や麹、塩などの材料を確認します。
キットを使用することで、必要な材料が手軽に揃います。
②ジップロックを使った混合
大豆や麹などの材料をジップロックに入れ、よく混ぜます。
この時、手袋を使って衛生的に作業することがポイントです。
③発酵のステップ
混合物をジップロックの中でしっかり密閉し、発酵させます。
ジップロックを使用することで、空気の侵入を防ぎながら発酵を促進します。
④カビ対策:ジップロックの利用
・・・発酵中もジップロックを閉じたままにし、定期的に気密性を確認します。
カビ対策として、衛生的な状態を保つためにも重要です。
⑤時短のポイント
・・・味噌キットを使用することで、大豆の下ごしらえや材料の計量が省かれ、手軽に時短調理が可能です。
忙しい日常でも気軽に挑戦できます。
⑥完成と保存
・・・発酵が終わったら、味噌を保存用の容器に移し、冷蔵庫で寝かせます。
美味しい味噌が完成し、食卓を彩ります。
ジップロックと味噌キットを組み合わせたこの方法で、手軽に本格的な味噌づくりを楽しんでみてください。
ヨーグルトメーカーで発酵!乾燥麹と酒粕で自家製味噌作り!
(ヨーグルトメーカーで時短)
一般的に手作りの味噌は、仕込んでから食べられる時期まで約6ヵ月かかります。
ところがヨーグルトメーカーを使うと数日間で味噌を作ることができます。
①材料の準備
・・・大豆200g、米麹400g、塩100g、そして水です。
②大豆の下ごしらえ
・・・大豆を良く洗って、水に浸けて膨らまします。
③圧力鍋で大豆を煮る
・・・水気を切った大豆を圧力鍋に入れ、ひたひたの水を入れ、約20分煮ます。
④大豆をすりつぶす
・・・煮た大豆を大きな容器に入れ、麹と塩を加えて混ぜ合わせます。
煮汁は捨てないで、小鍋に取っておきます。
大豆は小鍋の煮汁を加えてすり潰しながら、耳たぶ位の方さにします。
⑤ヨーグルトメーカーに入れる
・・・柔らかくした大豆をヨーグルトメーカーに入れて、60度で24時間にセットします。
⑥ヨーグルトメーカーの発酵時間は自分好みで
・・・味噌の発酵時間は、色々セット時間を変えて、自分好みの味を見つけてくださいね。
じっくり時間をかけて作るのが本来の作り方ですが、ヨーグルトメーカーを使用することで、1~2日で食べることができます。
味噌手作りキット 夏休み 自由研究版 出来上がり1.6kg用
まとめ
自家用味噌作りのポイントを押さえながら、あなたも自宅で美味しい味噌を作ることができます。
ぜひ、自家製味噌作りに挑戦してみてくださいね。