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ピーマンは変色しても食べられる?色別の安全性の見極め方は?

ピーマンは鮮やかな緑色が特徴で、食卓に彩りを添えてくれる人気の野菜ですが、時間が経つと赤やオレンジ、黒、茶色などに変色することがあります。

「これって食べられるの?」と心配になりますよね。

実は、ピーマンの変色には様々な原因があり、中には食べても問題ないものもあれば、注意が必要なものもあります。

今回は、ピーマンが赤やオレンジに変色する原因、変色したピーマンの安全性の見極め方、変色を防ぐ保存方法などについて解説します。

ピーマンを無駄にせず、美味しく安全に食べるために、ぜひ参考にしてください。

ピーマンが赤やオレンジに変色するのはなぜ?その原因とは?

(変色する原因は熟成?)

ピーマンが赤やオレンジに変色するのは、熟成が進んだためです。

ピーマンは、未熟な緑色の状態で収穫されることが多いので、一般的には緑色のものが販売されています。

しかし、実際には時間とともに熟していき、赤やオレンジといった鮮やかな色に変わります。

これはピーマンに含まれるクロロフィル葉緑素)が分解され、代わりにカロテノイドと呼ばれる色素が増えることで起こる自然な現象です。

(ピーマンの色)

・緑色

・・・未熟なピーマンには、クロロフィルという緑色の色素が多く含まれています。

・赤色、オレンジ色

・・・熟成が進み完熟すると、カロテノイドという赤やオレンジ色の色素が増え、クロロフィルが減少するため、色が変わります。

つまり、赤やオレンジ色のピーマンは、緑色のピーマンが熟した状態なのです。

(完熟は栄養価が高い)

完熟したピーマンは、食べることができます。

また、完熟したピーマンは、緑色のものよりビタミンCが約2倍、ベータカロテンが約3倍になります。

そのため、赤やオレンジに変色したピーマンは安全に食べられ、むしろ栄養価が高いというメリットもあります!

(完熟以外の変色の原因)

完熟以外にも、以下のような原因でピーマンが変色することがあります。

・低温障害

・・・ピーマンを冷蔵庫で保存する際に、温度が低すぎると変色することがあります。

・傷

・・・ピーマンに傷がつくと、そこから酸化が進み、変色することがあります。

・病気

・・・ピーマンが病気にかかると、変色することがあります。

これらの低温障害や傷、病気による変色の場合は、食べない方が良いでしょう。

異臭がしたり、カビが生えていたりする場合は、確実に腐敗しているので、絶対に食べないでください。

黒や茶色に変色したピーマンは食べられる?安全性の見極め方とは?

黒や茶色に変色したピーマンは、状態によっては食べられる場合もありますが、注意が必要です。

以下に安全性を見極めるポイントをまとめました。

(黒い斑点や変色の場合)

黒い部分は、ピーマンが収穫後に少し傷つくことや、低温で保存されたことによる色素の変化が原因であることが多いです。

この場合、特に異臭や腐敗がなければ、食べることができます。

気になる場合は、黒い部分を取り除いて調理すると食べることができますが、無理して食べる必要はありません。

(茶色に変色した場合)

茶色は、熟成が進みすぎたり、保存中に傷んで酸化が進んだことが原因で起こることがあります。

茶色の変色部分が柔らかくなり、触るとぬめりがある場合は、腐敗している可能性が高いため、食べるのは避けてください。

(判断基準としてのポイント)

・匂い

・・・酸っぱい匂いや腐敗臭がする場合は、絶対食べてはいけません。

・触感

・・・柔らかすぎることや、ぬめりがある場合は、腐敗している可能性が高いです。

・見た目

・・・変色部分が広範囲にわたり、カビが見える場合は廃棄してください。

・広範囲の変色

・・・ピーマン全体が黒や茶色に変色している場合は、腐敗が進んでいる可能性があるので食べない方が安全です。

変色を防ぐには?ピーマンを美味しく長持ちさせる保存方法とコツは?

ピーマンの変色を防ぎ、美味しく長持ちさせるためには、適切な保存方法が大切です。

以下に、保存のコツをまとめました!

(保存前の準備)

・水分を拭き取る
・・・ピーマン表面の水分は、カビや傷みの原因になります。

洗った場合は、しっかりと水気を拭き取りましょう。

・傷んだ部分を確認
・・・傷や変色した部分があると、そこから腐敗が広がる可能性があるため、先に取り除いておくと安心です。

(冷蔵保存)

・キッチンペーパーで包む

・・・水を拭き取った後に、キッチンペーパーにつつむと、ピーマンから出る水分を吸収し、鮮度を保ちます。

・ポリ袋やラップで包む
・・・キッチンペーパーで包んだまま、ピーマンをポリ袋やラップに入れ、冷蔵庫の野菜室に保存します。

乾燥を防ぐために、袋に軽く空気を入れたり、少し穴を開けて通気性を確保すると良いです。

・冷蔵保存の目安
・・・冷蔵庫で保存した場合、2週間ほど美味しく食べられますが、早めに使い切るのがおすすめです。

(冷凍保存)

・カットして冷凍
・・・ピーマンを使いやすいサイズ(スライスやみじん切り)にカットして冷凍保存する方法も便利です。

・冷凍保存の目安

・・・約1か月間美味しさを保てます。

・冷凍保存のポイント

・・・ジップロックなどの密閉袋に入れ、空気をしっかり抜くと鮮度を保ちやすくなります。

(保存のコツ)

・高温多湿に注意
・・・ピーマンは高温多湿の環境で劣化が早まります。

常温保存は避け、冷蔵庫で保存しましょう。

・早めに保存

・・・購入後はできるだけ早めに保存しましょう。

・変色した部分は早めにカット

・・・保存中に一部が変色しても、取り除けば他の部分は問題なく食べられることが多いです。

・ピーマンを密集させない
・・・ピーマン同士を押し付けすぎると傷みやすくなるため、重ねすぎないようにしましょう。

まとめ

ピーマンが赤やオレンジに変色するのは、主に完熟が原因です。

完熟したピーマンは食べることができ、美味しくなることもあります。

ただし、低温障害や傷、病気による変色には注意が必要です。

少しでも不安を感じたら、食べない方が良いでしょう。