最終更新
大型冷蔵庫に付いている野菜室の中には、一週間程度は野菜を新鮮なまま保存できるものもあり、とても便利ですよね。
ところが、一人暮らしで持っている冷蔵庫の場合小さいものが多く、野菜室が付いていないこともあります、
そのように野菜室が無い場合は、野菜をどこへどう保存したらよいのか悩むことがありますよね。
でも大丈夫です。
野菜室が付いていない冷蔵庫でも、野菜を保存する方法や温度管理ができる方法があるのでご紹介します。
冷蔵庫に野菜室がないと野菜保存に困る?
(野菜室が必要な理由は?)
冷蔵室には冷風が回っていて、その冷風により食材を冷やして保存しています。
しかしながら、野菜が乾燥することを防ぐためには、野菜室が必要とされます。
①冷風によって野菜が乾燥する
・・・冷風が野菜に直接当たることで野菜が乾燥してしまい、徐々にみずみずしさが失われることを防ぐためなのです。
そのため、大型冷蔵庫では野菜室というケースで仕切って、直接冷風が当たらないようにしています。
野菜室があることで、野菜を新鮮な状態で長期間保存することができます。
②他の食材と分ける
・・・野菜室を設けることで、他の食材と野菜を整理することができます。
これにより、食材の整理がしやすくなり、調理の効率化につながります。
(野菜の乾燥が防げると野菜室はいらない?)
しかし逆説的に言うと、野菜室が無いような小さい冷蔵庫でも、野菜が乾燥することを防ぐことができれば、特に野菜室が無くても野菜を保存できるのです。
そのため、野菜室がない場合でも、野菜を乾燥から守る対策をとることが重要です。
冷蔵庫で野菜を保存する方法は?
野菜には、冷蔵庫で低温または冷凍により保存すべきものや常温でもよい物など、色々な種類があります。
以下に、野菜の種類別に保存方法を紹介します。
(低温で保存:冷蔵庫が良い野菜)
冷凍にした場合は、レンジで加熱するか、凍ったまま調理します。
①キャベツ、レタス、白菜
・・・新聞紙で包むか、カットしてジップロックやビニール袋に入れて保存します。
これにより、野菜が蒸れずに新鮮な状態を保つことができます。
②ニラ、セロリ
・・・5㎝程度にカットして、保存容器で保管すると、野菜が傷まずに長期保存が可能です。
③ほうれん草、小松菜
・・・洗ったまま、ざく切りして保存袋に入れ冷凍すると、食感が崩れることなく、長期保存が可能です。
④ネギ
・・・5㎝ほどにカットし、保存容器などに入れて冷凍します。
冷凍庫に入れておくことで、いつでも新鮮なネギを使用することができます。
⑤アスパラガス、カブ、ダイコン
・・・新聞紙で包むか、お好みにカットして保存容器に入れて冷凍します。
(常温で保存:冷蔵庫に入れなくても良い野菜)
基本的に日の当たらない涼しい場所であれば良いですが、風通しがよく湿気の少ない場所が最適です。
①玉ねぎ
・・・玉ねぎはネットに入れておくか、一個ずつ新聞紙で包んでも良い。
風通しの良い場所に置いておくと長期間保存が可能です。
②ジャガイモ
・・・ジャガイモは、段ボールに新聞紙を敷いて入れておくと、風通しが良く、湿気の少ない環境を作ることができます。
常温で保存することができます。
③かぼちゃ
・・・丸ごとカットしないでおきます。カットしたものは早めに食べてください。
風通しの良い場所に置いておくと、長期間保存が可能です。
④サツマイモ
・・・1本ずつ新聞紙で包み、まとめてポリ袋で保管します。
風通しの良い場所に置いておくと、長期間保存が可能です。
⑤ニンジン、キュウリ、ゴボウ
・・・新聞紙に包んでおきます。
野菜を冷蔵庫で保存する場合の温度設定はどうする?
一般的な冷蔵庫では、冷蔵室よりも野菜室のほうが少し高めの温度設定になっています。
しかし、野菜を冷蔵庫で保存する場合、温度設定だけでなく、その野菜に適した湿度や保存方法も考慮する必要があります。
野菜は常温で保存できるものは、冷蔵庫に入れる必要はありません。
(低温保存の野菜だけを冷蔵庫に入れる)
低温で保存すべき野菜だけを冷蔵庫に入れるようにしましょう。
各メーカーの野菜室の温度は、最低が2℃~3℃、最高が5℃~8℃です。
冷蔵室は2℃~6℃なので、少し高めの設定としても、ほとんど気にする温度差ではありません。
そのため、野菜室のない冷蔵庫でも、特に温度設定をシビアに考えなくても良いと思います。
まとめ
野菜を冷蔵庫で保存する場合、適切な温度設定と湿度、保存方法に注意して保存することが大切です。
野菜室がない場合には、冷蔵室の中央に野菜を置き、湿度を保つためにラップで包むなどの工夫が必要です。
野菜の保存方法を工夫し、美味しさを長く楽しみましょう。