お気に入りの革鞄を久しぶりに出してみたら、カビが生えていてショックを受けたという人はいませんか。
せっかく使おうと思ったのにがっかり。
もっとしっかり手入れをしていればよかった、と後悔しても後の祭りですよね。
でもカビが生えたからといって、そのままにしておいてはいけません。
しっかり対応することで、カビを落とす方法があるのです。
今回は、革製品にできたカビの落とし方と手入れ方法、カビに対する予防法をご紹介します。
鞄にカビが生えたときは、ぜひ試してみてください。
もう一度革製品を復活させようじゃありませんか。
革鞄・革バッグに生えたカビの落とし方は?
カビの落とし方については、カビの量によって2種類の落とし方があります。
カビの量がよくわからないときは、「カビが多い場合の落とし方」の方でカビを落としてくださいね。
(カビが少ない場合の落とし方)
①タオルを用意します。
・・・フェイスタオル程度の大きさで良いです。
②水に漬け、硬く絞ります。
水はしっかり絞ってください。
③絞ったタオルをカビ部分にあてて、カビを落とします。
・・・押し付けたり、軽く叩いて落とします。
④カビが落ちたら日光消毒する。
・・・カビが何とか落ちたら、日光が良く当たる場所で風通しの良い場所にバッグを置き、数時間天日干しします。
カビは湿気と暗闇を好むため、日光と乾燥によってカビを殺菌することができます。
⑤乾いたら、革製品クリームを塗ります。
・・・湿気が取れて乾いたら、カビ防止の皮製品用クリームを塗り、乾拭きしてください。
クリームの使用方法は製品の指示に従ってください。
(カビが多い場合の落とし方)
カビが多い場合は、ちょっとした工夫が必要です。
①重曹と水
・・・重曹小さじ1杯、水100ccを用意します。
これらの重曹と水を混ぜます。
②布に重曹水を漬ける
・・・乾いた布に重曹水を浸み込ませます。
③カビ落とし
・・・押し付けたり、軽く叩いて落とします。
④クエン酸とオリーブオイルを1:1に混ぜます。
・・・革製品の面積に合わせて、適当な量のクエン酸水を作ってください。
⑤クエン酸水を布に浸み込ませる
・・・クエン酸をタオルに染み込ませ絵、革製品全体に塗り込みます。
⑥乾いた布で、乾拭きする
・・・しっかり乾拭きして仕上げます。
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革鞄・革バッグのカビに対する手入れ方法は?
お気に入りの革製品で毎日のように使用しているものであれば、日光にも当たるし風通しの良い状態なので、カビが生える心配は少ないですね。
でもたまにしか使用しない革製品であれば、ほとんどの時間はどこかに保管していると思うので注意が必要です。
(革製品にカビが生えやすい環境は?)
①湿度が70~80%で温度が20℃~30℃程度。
・・・湿気のある普通の温度でカビは発生しやすいということです。
②革製品にも汚れがある。
・・・革製品が汚れたままとか、周りが汚れている場合も、カビが発生しやすくなります。
③押し入れやクローゼットに入れたまま。
・・・使っていない革製品は、押し入れやクローゼットで保管している人が多いので、カビの出やすい環境と言えます。
(革製品の手入れの注意事項は?)
革製品の手入れには、次のことに気を付けましょう。
①革製品クリームを塗る
・・・定期的に革製品を出し、革製品クリームを塗りましょう。
革製品用のカビ予防クリームを使用します。
ただし、クリームによっては革の色や風合いを変化させる可能性があるので、目立たない場所で試してから使用してください。
②定期的に確認をする
・・・定期的に出して、カビが生えていないか確認します。
また、月に一度は革用クリーナーを使用して、しっかりと掃除しましょう。
③風通しを良くする
・・・革製品を保管している押し入れなどには、除湿剤も一緒に入れて、定期的に扉をあけて風通しを良くします。
湿気には特に注意が必要です。
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革鞄・革バッグのカビに対する予防方法は?
(普段から行ってほしい予防方法は?)
主な予防方法には、次の方法があります。
①革製品用クリームを塗る
・・・革製品を保管するときは、汚れを落として革製品用クリームを塗ります。
革に油分を与え、カビの繁殖を防ぎます。
②保管場所を選ぶ
・・・保管する場所は湿度、温度の高い場所、ほこりの高い場所は避けましょう。
新聞紙などを詰め込んで型崩れを防ぎ、風通しの良い場所で保管します。
③日照と通気を考える
・・・日当たりや風通しの良い場所に保管します。
壁にインテリアのように、ぶら下げて置くのも良い方法です。
④保管の仕方に注意する
・・・革製品を重ねることや、くっ付くように保管するのは避けましょう。
⑤除湿剤を用意
・・・密閉された場所で保管するときは、必ず除湿剤を入れます。
クローゼットや押し入れに除湿剤を置くことで、湿気を防ぎ、カビの発生を抑えることができます。
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まとめ
革製品は保管の仕方によっては、とても長期間使用することができます。
またカビ予防に気を付け、万が一カビが生えてきても慌てないで、しっかりカビを落としましょう。