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車を使っているときに起こる故障トラブルで多いのは、バッテリー上がり(約45%)、パンク(約20%)、脱輪・落込み(約7%)で、これらだけでも約70%を占めています。
パンクや脱離などは自分で何とかできる場合もありますが、バッテリー上がりはエンジンが止まるので、どうしようもありません。
もうレッカー車を呼ぶしかないかもしれませんね。
そうならないためには、常日頃からバッテリーの状態・症状、寿命を確認する必要があります。
車のバッテリーが上がるときの症状及び対処法について、ご紹介します。
バッテリーが上がる、または上がりそうな場合は、どんな症状?
(これらの症状がでたら要注意)
ディーラーや修理工場でバッテリーの点検や交換を行ってください。
①エンジンがかからない・・・かけてもセルモーターの音がしない、またはカチカチという音がする。この場合は、バッテリーが上がっています。
②クラクションの音が小さい・・・バッテリーが弱っています。
③メーター類のパネルや電装類が点灯しない、暗い・・・パネルなどが暗くなっても、気づかないことがあります。
④ルームランプが暗い、点かない・・・バッテリーが弱っているか、上がっています。
⑤ヘッドライトが点灯しない、暗い・・・夜乗らない人は、気付かないことがあります。
⑥パワーウィンドウの開閉が異常・・・ウィンドウの開閉が遅い場合は他の原因もありますが、バッテリーが弱くなっても起きる症状です。
車のバッテリーが上がるとどうなる?エンジンがかからない?
(バッテリーの役割は?)
車のバッテリーはエンジンをかけることで、次のことを行います。
①セルモーターを動かします・・・エンジンを始動させる電動機です。
②オルタネーターを動かします・・・エンジンをかけることで、バッテリーを充電する発電機です。
オルタネーターが発電することで、電装類やラジオ、エアコン、カーナビなど電気を使用する機器が使用できます。
(バッテリーが上がったときの症状は?)
バッテリーが上がってしまうと、次のようになります。
①セルモーターが動かない。
②オルタネーターが動かない。
③電装関係が作動しないので暗い。
結果的には、車が一切動かなくなります。
そのため常日頃バッテリーの症状には気を付けましょう。
車のバッテリー上がりを防ぐ、または上がった場合の対処法は?
(バッテリーの上がりを防ぐ方法)
①ライト類の付けっ放しをチェック・・・車のエンジンを止めたときは、ヘッドライト、ルームランプの付けっ放しに気を付けましょう。
②エンジンをかけずに、エアコン、オーディオ、電装機器を使用しない・・・常にエンジンをかけてから使用してください。
③バッテリーの症状に気を付ける・・・バッテリーが弱くなったら、新しいバッテリーと交換する。
④定期的にエンジンをかける・・・日常的に車に乗らない人は、最低でも5日以内で定期的にエンジンをかけて充電しましょう。
⑤たまに遠出でドライブします・・・定期的に高速道路や郊外地で高速走行をして充電しま
⑥必要以上に電装品を付けない・・・過度な電装品の使用を避けて、バッテリーを適正に使用します。
⑦市販の充電器でバッテリーを充電する・・・適合する充電器なのかしっかり確認してください。
(バッテリーが上がった時の対策は?)
①JAFなどの救援車を依頼する・・・日頃から緊急時の連絡先がすぐわかるようにします。
②他の車とブースターケーブルで接続し、電気を一時的に分けてもらう・・・エンジンがかかったら、最低でも30分以上の走行か、整備工場などで充電してもらいます。
また、ブースターケーブルが必要なので、購入しておきましょう。
ハイブリットカーはできないので注意してください。
③バッテリーを交換する・・・上がったバッテリーを新しいものと交換します。