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人間の身体には、爪のように伸び続けるものがあります。
爪はそのまま伸ばし続けると、日常生活に支障が出るため、定期的に切る必要があります。
しかし、爪を切る頻度は人によって異なります。
例えば、爪が早く伸びる人は、他の人よりも頻繁に切る必要があります。
また、爪を切る方法も重要です。
通常の爪の場合は、テコ型タイプの爪切りが一般的ですが、巻き爪の場合は切りにくいことがあります。
巻き爪の場合、親指を切る際には特に注意が必要です。
今回は、爪を切る適正な頻度はどのくらいが適切なのか、親指が巻き爪の場合の適正な切り方と対策にはどのようなことがあるのかについて解説します。
爪切りをする頻度は?平均するとどのくらいが良いの?
(爪が伸びるには個人差がある)
爪は身体の一部であり、体質、体型、成長と同様に、個人差があります。したがって、爪の伸び方には個人差があることがわかっています。
①大人の場合
・・・大人の場合、一日に爪が伸びる長さは手で0.1mm、足で0.05mm程度と言われています。
②子供の場合
・・・子供の場合、身体の成長と比例して新陳代謝も活発になるため、大人よりも爪が早く伸びることがあります。
③爪はいつ切るのか
・・・また、爪を切る時期については、個人によって異なります。
爪が少し伸びてもすぐに切る人や、多少伸びても気にしない人もいますが、適切と言われる爪切りの頻度(平均)は以下のとおりです。
(爪切り頻度)
乳児期:3日に1度
・・・赤ちゃんは爪が伸びるのも早く、爪が伸びると顔を傷つける恐れがあります。
そのため2~3日ごとに、爪が伸びていないか確認することをおすすめします。
幼児期~子供:1週間に1度
・・・適切な頻度で切らないと、爪が変形することもあるので、注意が必要です。
大人:2週間~3週間
・・・大人になると爪の成長も遅くなるので2週間~3週間に1度で程度で十分です。
ただし、爪の状態にも注意して、割れやすくなっていないか、服などに引っかからないようにしてくださいね。
親指が巻き爪の場合、適切な切り方とは?
(巻き爪とは?)
爪の悩みで多いのが巻き爪です。
巻き爪は、爪の端を指の内側に巻き込んだ状態の爪のことを言い、ほとんどが足の親指の爪にできます。
爪の変形の一種で場合によっては、痛みや炎症を伴い、ひどくなると歩くのも苦痛で、膝や腰に負担がかかることがあります。
(巻き爪を放置するとどうなる?)
巻き爪の痛みや炎症がひどい場合は、無理して爪切りをするのではなく、病院で治療することをおすすめします。
放置すると、症状が悪化し、膝や腰に負担がかかることがあります。
(巻き爪の切り方)
巻き爪を切るときは、痛みや炎症を起こしていないときに限ります。
巻き爪の適切な切り方は、次を参考にしてください。
①爪切りはニッパータイプを使用する
・・・巻き爪は変形や厚みがある場合が多いので、グリップタイプよりもニッパータイプが使いやすいです。
ニッパータイプには、巻き爪対応の爪切りがあるので、利用すると良いでしょう。
②清潔な爪切りを使用する
・・・爪が傷んでいるときに不潔な爪切りを使用すると、爪の炎症を引き起こすことがあります。
そのため、清潔な爪切りを使用するよう心がけましょう。
③風呂上りに爪切りをする
・・・入浴後は爪が柔らかくなっているため、切りやすくなります。
風呂上りに爪切りをするようにしましょう。
④爪を切りすぎないようにする
・・・深爪や爪の先を丸く切ることは、巻き爪の原因になることがあります。
そのため、爪を切りすぎないように注意しましょう。
巻き爪に対する対策には何があるの?
(巻き爪対策)
巻き爪には、様々な原因があり、例えば、遺伝的な要因、靴の選び方、爪の形状などが挙げられます。
巻き爪対策の切り方には、次のものがあります。
①スクエアカットにする
・・・爪の先を直線上に揃え、両角はカットしないで四角く残します。
角が気になるかたは、軽くやすりで引っ掛かりを丸く削るだけにします。
スクエアカットは、爪の側面に沿って切ることで、爪が内側に巻き込まれるのを防ぎます。
また、四角く残すことで、爪の形状を整え、爪先を保護します。
②巻き爪を切る頻度
・・・1か月に一度くらいでよいです。
爪を切りすぎると、爪が肉に食い込んでしまう恐れがあるため、適切な頻度で爪を切る必要があります。
しかし、切りすぎないように注意が必要です。
③テーピング
・・・爪の外側から引っ張りながらテーピングします。
テーピングは、爪の側面を引っ張ることで、爪が内側に巻き込まれるのを防ぎます。
テーピングは比較的簡単な方法で、自宅で簡単に行えます。
しかし、テーピングは毎日行う必要があり、手間がかかる点に注意が必要です。
④巻き爪用クリップ
・・・巻き爪の先にクリップを装着します。
巻き爪用クリップは、爪の先に装着することで、爪が内側に巻き込まれるのを防ぎます。
巻き爪用クリップは比較的簡単に装着でき、手軽な方法です。
しかし、装着方法によっては、爪を傷つける可能性があるため、正しい方法で装着することが大切です。
⑤靴を選ぶ
・・・足の大きさに合わない靴の使用は避けます。
爪先に少しゆとりがある靴を選ぶことで、爪が内側に巻き込まれるのを防ぎます。
また、靴には、適度なクッション性があるものを選び、足や爪を保護することが大切です。
⑥爪の端にコットン
・・・巻き爪で痛みが無い場合は、爪の端と皮膚の間にコットンを詰めて、爪への圧迫を軽減させます。
爪の端にコットンを詰めることで、爪が内側に巻き込まれるのを防ぎます。
また、コットンは、爪と皮膚の間にクッションを提供し、痛みを軽減する効果があります。
まとめ
巻き爪に対する対策は、自分に合った方法で行うことが大切です。
適正な頻度で爪を切り、靴や爪用クリップなど、周辺環境にも注意しましょう。
また、何か異常を感じた場合は、専門医に相談することをおすすめします。