夏の訪れとともに、マスク熱中症のリスクが気になる季節がやってきました。
マスクを着用することで熱や湿気がこもり、頭痛やめまい、倦怠感などの症状が現れることも少なくありません。
特に子供たちの学校生活では、熱中症への対策がますます重要となります。
子供は、体温調節機能が未発達なため、大人よりも熱中症になりやすいのです。
今回は、マスク熱中症の症状と予防法、子供の熱中症対策、また熱中症予防に有効なおすすめグッズについてご紹介します。
快適で健康な夏を過ごすため、子供たちが安心して学校で過ごすために、ぜひ参考にしてくださいね。
マスク熱中症の症状と予防法は？
（熱中症とは？）
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送さることや、場合によっては死亡することもあります。
熱中症の症状には、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感、けいれん、意識障害などがあります。
熱中症が疑われる場合は、すぐに涼しい場所に移動し、水分を補給して休息する必要があります。また、意識がない場合や呼吸が止まっている場合は、すぐに救急車を呼ばないといけません。
（マスク熱中症の症状は？）
マスク熱中症は、マスクを着用することによって引き起こされる熱中症の一種です。
マスクを着用することで、呼吸や発汗が制限され、熱や湿気がこもりやすくなります。
また、マスクを着用しているので、口や喉の渇きが感じにくいので、熱中症に気付くのが遅れる可能性が大きいです。
①頭痛やめまい
･･･マスクの着用によって熱がこもり、頭部の血管が拡張して頭痛やめまいが生じることがあります。
②倦怠感や吐き気
･･･体内の熱調節が乱れることで、倦怠感や吐き気の症状が現れる場合もあります。
③呼吸困難やけいれん
･･･マスクが呼吸を制限し、酸素供給が不足するため、呼吸困難を感じることがあります。
また、重症なときはけいれんを起こすこともあります。
（マスク熱中症の予防法は？）
厚生省もおすすめのマスク熱中症に対する予防法です。
①通気性の良いマスクの選択
･･･通気性の良い素材や立体的なデザインのマスクを選ぶことで、熱や湿気のこもりを軽減することができます。
②適度にマスクをはずす
･･･長時間のマスク着用は熱中症のリスクを高めるため、マスクを外して休憩します。
③小まめに水分補給
･･･喉が渇いてから水を飲むのではなく、定期的に小まめに水分を補給しましょう。
④涼しい場所での活動
･･･屋内や涼しい場所での活動を選ぶことで、体温上昇を抑えることができます。
服装も薄着にしましょう。
⑤過度な運動はしない
･･･強い運動は避け、運動するときは涼しい服装で、水分を小まめに摂り、体調が悪い時は無理をしないようにします。
子供のマスク熱中症対策は？
（熱中症対策のポイントは？）
子供のマスク熱中症対策には、以下のポイントに留意することが重要です。
①適切なマスクの選択
･･･子供には通気性の良い素材や立体的なデザインのマスクを選ぶことが重要です。
綿素材や吸湿性のある素材が適しています。
また、子供の顔にフィットしやすいサイズのマスクを選びましょう。
②頻繁な休憩とマスク外し
･･･長時間のマスク着用は子供の熱中症リスクを高めますので、こまめな休憩を取り、マスクをはずすようにしましょう。
③水分補給の促進
･･･子供に適切な水分補給を促しましょう。
学校などでの水筒の持参や、こまめな給水の機会を確保することが重要です。
水分補給には水だけでなく、塩分やミネラルを含むスポーツドリンクなども利用すると良いでしょう。
④涼しい場所での活動
･･･子供が長時間過ごす場所は、できるだけ涼しい場所を選びましょう。
特に屋外での活動時は、日陰や涼しい時間帯を選んで行動するようにしましょう。
⑤エアコンの使用
･･･熱中症予防にはエアコンは有効です。
ただし、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。
⑥学校や保護者とのコミュニケーション
･･･体調不良になったら、すぐに教師へ体調不良を訴えてください。
子供の学校では、マスク熱中症対策のために学校側とコミュニケーションを取ることが重要です。
マスク熱中症に有効なおすすめグッズは？
（熱中症対策におすすめグッズは？）
これらのグッズを活用することで、熱中症のリスクを減らすことができます。
①クーリングタオル
･･･水に濡らして絞ったクーリングタオルは、首や頭などの体表面に巻くことで冷却効果をもたらします。軽量で持ち運びが便利なため、屋外活動やスポーツ時に活用できます。
②クーラーボトル
･･･保冷機能のあるクーラーボトルは、水や飲み物を長時間冷たく保ちます。水分補給を忘れずに行うために、常に冷たい飲み物を手軽に持ち歩けます。
③首掛け・携帯扇風機
･･･首にかけられるタイプの扇風機で、首元から涼しい風を送ることができます。軽量で手軽に使えるため、屋外イベントや散歩時に快適さを保つのに役立ちます。
④保冷剤入りアイマスク
･･･保冷剤を内蔵したアイマスクは、目元を冷やしながらリフレッシュ効果をもたらします。目の疲れを癒したり、頭痛やめまいを緩和するのに役立ちます。
⑤日除け帽子
･･･広いつばのある日除け帽子は、直接日差しを遮り頭部を涼しく保ちます。紫外線から頭皮を守るだけでなく、熱中症の予防にも効果的です。
⑥夏用マスク
･･･夏に着用しても、肌触りがサラサラして通気性の良いマスクが市販されています。
⑦ハッカスプレー
･･･マスクにシュッと吹きかけると、清涼感があるスプレーです。
⑧冷却シート
･･･汗や皮膚へのべたつきが気になる場所を拭くと、スーッとした清涼感を感じるシートです。
これらのグッズは、熱中症対策に役立つ便利なアイテムですが、予防の基本である適切な水分補給や涼しい環境での活動も重要です。
体調や環境に合わせて上手に活用し、熱中症の予防に努めましょう。
まとめ
子供のマスク熱中症対策には、マスクの選択や休憩、水分補給、環境の確保などが重要です。
子供の体調や状況に応じて対策を行い、快適で安全な環境を提供しましょう。
また、保護者や学校との協力も大切です。