車の運転をしているときに、何らかの原因で、他の車からあおり運転を受けることがあります。
あおり運転は、急激な追い越し、しつこい追い煽り、無理な割り込みなど、交通安全に支障をきたす危険な行為です。
そして、あおり運転は一方的に相手が行うことが多いので、いつ自分が巻き込まれるかわからないというのが現状です。
今回は、あおり運転の行為と原因、あおり運転から身を守る方法、あおり運転で事故に遭った場合の対処法と注意点について解説します。
あおり運転とはどんな行為?何が原因で起きるのか?
(あおり運転とは?)
あおり運転とは、車を運転中に、他の車の運転手に対して危険な行為を繰り返す行為です。
これには様々な行為が含まれますが、一般的な例としては以下のものがあります。
①追い煽り
・・・後方からの車両が意図的に極端に接近し、前方のドライバーを圧迫する行為。
②突然の急ブレーキ
・・・後方のドライバーを驚かせるために、何回も急激にブレーキをかける行為。
③車線変更の妨害
・・・他の車両が車線変更をしようとする際に、意図的に妨害する行為。
④無理な追い越し
・・・安全な距離や速度を無視して、他の車両を追い越そうとする行為。
⑤執拗にクラクションを鳴らす
・・・繰り返して鳴らしたり、長く鳴らしたりする行為。
⑥ジグザグ運転
・・・後車を威嚇するように、ジグザグ運転を繰り返す行為。
⑦ハイビームを繰り返す
・・・必要のないハイビームを繰り返して、眩しくする行為。
⑧わざと車をぶつける
・・・急ブレーキ、幅寄せ、追突などでわざと車をぶつける行為。
(あおり運転をする原因)
あおり運転は、様々な要因によって引き起こされることがあります。
一般的な原因としては、以下のような要素が考えられます。
①イライラやストレス
・・・交通渋滞や遅れなどのストレスが蓄積し、ドライバーの感情が高ぶることであおり運転が起きることがあります。
②道路上の挑発
・・・他のドライバーの行動に対して感情的になり、報復や優越感を求めてあおり運転に走ることがあります。
③道路交通ルールの無知や無視
・・・一部のドライバーは交通ルールを知らない、あるいは無視する傾向があります。
このような違反行為が結果的に、あおり運転を引き起こすこともあります。
④仕返し
・・・クラクションを鳴らされた、車間距離を詰められた、相手の車が無理に割り込みした、挑発されたと勝手に思い仕返しとして、あおり運転をする。
⑤他の車に追い越された
・・・追い越されることに、非常に怒りを感じるドライバーがいます。
何かのタイミングで追い越されて、勝手に腹を立てて、あおり運転をする。
自分よりも小さな車に追い越されたときに特に腹を立てしまい、嫌がらせをする場合があります。
これらのように、ドライバーの中には路上のささいなことに激怒する者がある程度おり、それらの中には、自分が被害を受けたと勝手に思い、あおり運転をする者が多いです。
あおり運転に仕返しはダメ!あおり運転から身を守るには?
(あおり運転をされないための対策は?)
あおり運転は相手が勝手な思い込みなどで、危険行為を行います。
あおり運転に巻き込まれないように、以下のように身を守りましょう。
①仕返しは絶対しない
・・・万が一あおり運転に遭遇しても、冷静に対応するようにしてください。
感情的にならず、そのドライバーの挑発に乗らずに対処しましょう。
仕返しをすると、さらに紛争や危険行為を引き起こす可能性があります。
②安全な距離を保つ
・・・前方のドライバーが、ノロノロ運転や逆煽りをしてきても、急ブレーキをせずに安全な距離を保つことが重要です。自分の安全を最優先にしましょう。
③ドライブレコーダーの活用
・・・ドライブレコーダーは、あおり運転の証拠を録画するために役立ちます。
万が一の事態に備えて、信頼性の高いドライブレコーダーを導入しましょう。
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④自身の運転スキルとマナーの向上
・・・いらいらするドライバーには道を譲るなど、自分自身の運転スキルを向上させることで、他のドライバーとの衝突を回避することができます。
安全な車間距離の確保など、運転マナーを意識しましょう。
⑤あおり運転防止ステッカー
・・・他のドライバーに、注意喚起や思慮深い運転を促す役割が期待できるグッズです。
しかし、効果は個々の状況や相手の心理状態によって異なるので、ステッカーに対して無関心であったり、逆に挑発心を刺激される可能性もあります。
そのためステッカーは、あくまで補助的な手段なので、自分の安全運転や行動が最も重要です。
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あおり運転で事故に遭ったら?対処法と注意点は?
(あおり運転で相手が出できた場合)
①必ずドアをロックする
・・・相手は興奮していることがほとんどなので、相手にしてはいけません。
多くの相手はドアを開けて、威嚇して暴力をふるう可能性があります。
必ずドアをロックして開かないようにしましょう。
②冷静になる
・・・相手が現れた状況でも冷静さを保ちましょう。
怒りや恐怖心が高まるかもしれませんが、相手に反応せず冷静な態度を維持しましょう。
③安全な場所に移動する
・・・できるだけ人目のある場所や公共の場に移動しましょう。
交番やガソリンスタンド、コンビニなど、安全を確保できる場所が望ましいです。
④相手と接触しない
・・・あおり運転をした相手との直接的な接触を避けましょう。
口論や対話によって状況を悪化させる可能性があるので、相手との接触は最小限に抑えます。
⑤警察に通報する
・・・安全な場所に移動した後、警察に事態を報告しましょう。
事情を説明し、相手の行動や特徴などを詳細に伝えます。
警察は状況を把握し、必要な対応を取ってくれるでしょう。
⑥証拠を収集する
・・・相手の車のナンバーは必ず控えるようにしてください。
あおり運転の事実を証明するために、ドライブレコーダーやスマートフォンなどで証拠を収集しましょう。
録画映像や写真、証言者の情報などがあると有利です。
⑦目撃者や証人を探す
・・・周囲にいる目撃者や証人の情報を収集しましょう。
目撃者や証人の連絡先や証言は後の証明に役立つ可能性があります。
⑧相手の挑発に乗らない
・・・自分で相手に近づくとか、威嚇して怒鳴ったり、暴力を振るってはいけません。
逆にあおり運転の被害者ではなく、加害者になってしまいます。
(あおり運転で事故に遭った場合)
①冷静に行動する
・・・事故が発生した瞬間は驚きや怒りが湧くかもしれませんが、冷静さを保つことが必要です。感情的にならず、冷静に状況を判断しましょう。
②車を安全な場所に移動させる
・・・できるだけ早く、交通の流れや他の車両の邪魔にならないよう、車を安全な場所に移動させましょう。
必要ならば、エマージェンシーライトを点灯させて他のドライバーに注意を喚起します。
③必要な救急措置を取る
・・・事故によって怪我をした場合は、自分自身と他の関係者の安全を最優先に考えましょう。
必要な救急措置を取るために、救急車の要請や近くの医療機関への連絡をしましょう。
④警察に通報する
・・・事故が発生したら、速やかに警察に通報しましょう。
相手の車のナンバーは必ず控えるようにしてください。
事故の詳細を正確に伝え、場所や関係者の情報を提供し、警察の指示に従います。
⑤証拠を収集する
・・・あおり運転による事故の場合、証拠を収集することが重要です。
ドライブレコーダー、またはスマホの映像や写真、目撃者の証言など、事故の状況を裏付ける証拠を集めましょう。
⑥目撃者や証人の情報を得る
・・・周囲にいる目撃者や証人の情報を収集しましょう。
彼らの連絡先や証言は、後の保険請求や法的手続きに役立つ可能性があります。
⑦保険会社に連絡する
・・・事故を自動車保険会社に報告しましょう。
保険会社は事故処理をサポートしてくれるはずです。
事故の詳細や証拠を提供し、適切な手続きを進めましょう。
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まとめ
あおり運転は、決して許されることではありません。
あおり運転に遭った場合は、自身の身を守るために冷静に対応し、警察に通報しましょう。