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寒い時期にマスクを長い時間つけていると、内側がどうして蒸れてきますよね。
また水滴もついてしまい、そのままマスクをしているとべたべたと気持ちが悪くなることもあるでしょう。
いわゆるマスク内の結露によるものですが、そのように長時間マスクを着けている必要のある方や、女性の場合はメイクの落ちや乱れも気になるところだと思います。
そこで今回は、マスクの内側が蒸れる原因と水滴による肌荒れや結露対策についてご紹介します。
なぜマスクの内側が蒸れてしまうのか?
(水蒸気が発生!)
①水蒸気が溜まる
・・・呼吸をしているときに吐く空気の中には、二酸化炭素の他に水蒸気も多く含まれています。
例えば冷えたガラスの表面に息を吹きかけると曇るのは、水蒸気が冷たいガラスで冷やされるからです。
マスクをしているときも呼吸を行っているため、吐いた空気に含まれる水蒸気がマスクの内側に溜まります。
②水蒸気が水滴になる
・・・その水蒸気は、寒い時期の気温によって冷やされると、水滴としてマスクの内側に付いてしまいます。
またそれほど寒くない場合は、水蒸気は水滴にならないで内側にそのまま溜まります。
③マスクの内側が蒸れる
・・・そしてそのまま呼吸を続けると、マスクの内側は水蒸気がどんどん溜まり、蒸れた状態になるのです。
④不快ですが乾燥を防ぐ
・・・蒸れた状態が不快な方は仕方ないですが、マスクの内側が蒸れることによって、のどや鼻などの呼吸器系の乾燥を防ぐ保湿効果があるのをお忘れなく。
マスクで蒸れたときの肌対策は?
(肌荒れの原因となる)
マスクの内側の蒸れとマスクと肌の擦れが原因となり、肌荒れが起こることがあります。
この場合の肌荒れとは、高温多湿で肌が刺激を受けることによって、湿疹やニキビ、炎症を起こすことです。
これらのトラブルを防ぐために、普段から心がけてほしいのが次の肌対策です。
(肌対策をしましょう)
①自分の顔に合ったマスクを着用する
・・・大きなマスクは隙間から乾燥を招き、小さいマスクは肌との摩擦が大きくなります。適切な大きさのマスクを選んでください。
②洗顔はやさしく
・・・ゴシゴシと力を入れての洗顔はやめましょう。
低刺激の泡タイプの石鹸を使い、たっぷりの泡でやさしく顔を包むように洗顔します。
③洗顔後は保湿する
・・・洗顔後には、すぐに乳液や保湿クリームを塗りましょう。
肌荒れが改善されない場合は、皮膚科の専門医の診断を受け、適切な処置をしてください。
マスク内側の水滴による結露を防ぐには、どうしたらよいの?
(結露防止策は?)
マスク内側の結露防止対策には、次のものがあります。
①呼吸の仕方に注意する
・・・呼吸はなるべく鼻呼吸をする。
口呼吸より鼻呼吸の方の水蒸気が少なく、結露になりにくいようです
②ガーゼまたはティッシュを内側に挟む
・・・ガーゼは水分を吸収するので、マスク内側に挟むと良いですよ。
保湿タイプのティッシュもあります。
③ガーゼマスクを着用する
・・・不織布は水分を吸収しにくいので、水分を吸収するガーゼマスクに替えます。
④サラサラ感のあるマスクにする
・・・水蒸気による水滴は無くすことができないので、マスク自体をサラサラ感の高いマスクにします。