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遺品整理士は何をする資格?難易度や合格率は?

遺品整理士とは、遺品整理に関する知識と技術を有しており、故人の遺品を整理し遺族をサポートする専門家です。

この遺品整理士は、一定の基準をクリアした人々が、遺品整理士認定協会によって認定される資格です。

今回は、遺品整理士とは何か、どんな仕事をするのか、資格を取得するための費用や合格率などについて解説します。

また、遺族の方が遺品整理士に依頼するときに、注意するポイントを合わせて解説します。

遺品整理士とは?どのような仕事をするの?年収は?

(遺品整理士とは?)

遺品整理に関わる法規制を遵守し、遺品整理に関する専門的な知識に基づいた技術を有し、遺族の遺品整理を支援する専門家です。

遺品整理士認定協会が認定する資格で、遺品整理士になるためには、資格試験に合格する必要があります。

遺品整理士の資格を取得すると、認定証が発行されます。

そして、遺品整理士として遺品整理士認定協会に加盟すると、協力指定店として遺品整理業を営業することができます。

(遺品整理士の主な仕事は?)

①遺品の整理と整頓

・・・故人の遺品を整理し、整頓することが主な役割です。

遺族の希望やニーズに基づき、遺品の整理や保管方法を提案し、適切に処分や保存を行います。

②遺族のサポート

・・・遺族の感情や思いを尊重しながら、遺品整理のプロセスをサポートします。

遺族が抱える感情やストレスに寄り添い、心のケアも行います。

③遺品の処分

・・・使用されなくなった遺品や不要な物品の処分を手配します。

寄付やリサイクルなど、適切な方法で遺品を処理します。

④遺品の評価

・・・価値のある遺品やコレクション品の評価を行い、遺族にアドバイスを提供することもあります。

⑤遺品整理後の片付け

・・・整理作業が終了した後も、遺族が安心して暮らせるように、部屋の片付けやアドバイスを行います。

部屋の清掃・除菌・消臭の他、孤独死・自殺・事故死などの後片付けも行います。

エンディングノートの作成のアドバイス

・・・自分が亡くなったときや、意思の疎通ができなくなったときに備えて、自分の考えや情報を整理したものをエンディングノートと言います。

そのエンディングノートの斡旋や、内容の書き方などをアドバイスします。

(遺品整理士の年収は?)

遺品整理士としての収入は、受注件数や町の規模などにもよりますが、遺品整理1件当たり約10万円から30万円が多いようです。

また、1年に20~30回依頼があったとして、400万円~800万円程度と言われています。

ただし、依頼が定期的にあるわけではないので、営業を行っている地域の規模や依頼件数に左右されます。

そのため、遺品整理士の中には、遺品整理を専門的に行っている方は少なく、普段はリサイクル業を行っている方、遺品整理士として葬儀会社などに努めている方など、どちらかというと副業としての資格と考えたほうが良いでしょう。

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遺品整理士の資格を取得するには?費用から合格率は?

(遺品整理士の資格取得の流れは?)

受験資格は問わないので、どなたでも受講することができます。

受講期間は、約2ヵ月間です。

①申込

・・・電話またはWEB上から申し込みができます。

 ②教材到着受講開始

・・・セット内容(教本、資料集、問題集、DVD)

③レポート提出

・・・問題集に沿って、課題レポートを作成し、WEBまたは郵送で提出します。

問題集の全設問に解答します。

④合否判定

・・・合格判定までは、約2ヵ月かかります。

合格すると、認定手続きに進みます。

⑤認定証の発行

・・・認定証書と今後の活動に対して、役立つ情報や資料が届きます。

(費用)

受講料(入会金)25,000円、会費(認定手続き含む)10,000円(2年間有効):2023年時点

(合格率)

①合格率は約65%

・・・一見合格率が高いと思う方もいると思いますが、3人に1人は不合格なので、難易度が低いわけではありません。

②試験内容

・・・試験会場での試験ではなく、送られてきた問題集やレポートの提出内容により合否が判定されます。

そのため、教材や問題集をしっかり勉強する必要があります。

③合否の判断

・・・合否の判断基準は不明ですが、不合格になった場合でも、何が悪かったのか分析して、再度レポートを修正して提出することで、いずれは合格すると思います。

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遺品整理士に依頼する前に、注意するポイントは?

(依頼前に注意すること)

①資格・信頼性の確認

・・・遺品整理士を選ぶ際には、信頼性や実績を確認しましょう。

遺品整理士認定協会に登録されているか、過去の実績や口コミ、評判などを調査することで、信頼できる専門家かどうかを確認できます。

②見積もりの依頼

・・・遺品整理士の料金は、それぞれの遺品整理士によって異なります。

事前に遺品整理の見積もりを依頼し、料金やサービス内容を明確に理解しましょう。

複数の遺品整理士から見積もりを取ることで、適切な価格設定かどうかを比較検討できます。

③契約内容の確認

・・・依頼する遺品整理士との契約内容をよく確認し、料金やサービス範囲、作業日程、処分方法などを明確にしておきましょう。

書面で契約を交わすことで、トラブルを防ぐことができます。

④プライバシーの保護

・・・遺品整理の過程で遺族のプライバシーが守られるかどうかも重要です。

遺品整理士には、遺族の感情や個人情報を尊重し、適切な配慮が求められます。

⑤サービスの詳細確認

・・・遺品整理の内容やサービスについて詳しく確認しましょう。

どのような作業が含まれるのか、処分方法や遺品の保管について、どのようなアドバイスがあるのかを確認しておくことが大切です。

⑥保険の有無

・・・遺品整理士が保険に加入しているかどうかも確認しておくと安心です。

万が一、作業中に事故が起きた場合に備えて保険があると安心です。

⑦相談の途中解約

・・・途中で依頼を解約する際のルールや料金についても確認しておくと良いです。

遺品整理は感情的な側面も含む重要な作業ですので、信頼できる遺品整理士を選ぶことが大切です。

十分な情報収集と検討を行い、安心して依頼できる専門家を選ぶよう心がけましょう。

まとめ

遺品整理士は、遺族の遺品整理を支援する専門家です。

遺品整理士に依頼することで、遺品整理をスムーズに進められ、遺族の負担を軽減することができます。

遺品整理士に依頼する前に、遺品整理士の費用相場やサービス内容を比較することが大切です。