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コンセントの増設工事はDIYしてもいい?費用相場や注意点は?

コンセントは、家電や照明器具に電気を供給する重要な設備です。

しかし、家を建てた当時はこの数で良いと思っていたコンセントが、今では足りなくなったということもあるでしょう。

また、コンセントが故障したり、エアコンなどの電気製品を新たに導入したりした場合も、コンセントの増設や修理が必要になることがあります。

そんなときに、DIYでコンセント増設工事が出来ないのだろうかと思ったりしませんか。

そこで今回は、コンセントの増設工事はDIYでできるのか、コンセントの増設工事の費用相場と増設工事のポイント、エアコンの電気工事の費用相場と注意点などについて解説します。

コンセントの増設工事はDIYしてもいい?

(素人のDIYは違法になる)

コンセントの増設工事は、第二種電気工事士の資格が必要です。

資格を持っていない場合は、DIYで行うことは違法です。

コンセントの増設工事には、配線の工事が必要になります。

配線の工事は、電気が漏れたり、火災の原因になったりする可能性があるため、資格を持った電気工事士に依頼することが重要です。

ただし、第二種電気工事士の資格を取得することで、コンセントの増設工事をDIYで行うことができます。

第二種電気工事士とは?)

①国家資格

・・・第二種電気工事士とは、経済産業省が定める国家資格で、一般用電気工作物等の工事に従事するために必要とする資格です。

②受験資格

・・・一般用電気工作物とは、電気工作物のうち、電圧600ボルト以下で受電するものです。

第二種電気工事士の資格は、誰でも受験することができ、年齢、性別、学歴、実務経験のいずれも問われません。

第二種電気工事士ができること

600V以下で受電する小規模設備の工事で、一般住宅や小規模店舗などの配線や配電盤、電気設備の設置・交換の工事、スイッチやコンセントの設置・交換などを行うことができます。

④受験内容(筆記試験と技能試験)

・・・受験の申し込みから資格取得までの流れや、試験範囲、受験内容などについては、「一般財団法人電気技術者試験センター」で詳細を確認してください。

公式HP:

⑤合格基準

・・・学科試験における合格基準点は60点、技能試験における合格基準は、作品に欠陥がないこと。

⑤合格率

・・・学科試験の合格率は例年60%程度であり、技能試験の合格率は70%程度です。

コンセント増設の費用相場と増設工事のポイントは?

コンセント増設などの費用相場については、「くらしのマーケット」ほかを参照しました。

・くらしのマーケット公式HP:

・くらしのマーケットコンセント増設費用相場:

実際の見積り金額は、配線の長さや埋め込みなどの条件や業者により、幅がありますので、あくまでも参考としてください。

(電気工事の費用相場)

①コンセント新設:1.4万円~2万円

・・・コンセントが無くて不便な場所に新設することや、使い勝手を良くするために理想的な場所へ新設したい人におすすめ。

②差し込み口の交換:7千円~1万円

・・・同じ場所に差し込み口をもう1口増やしたいとか、新しいものに交換する場合です。

③配線変更(交換・分岐・延長):7千円から1万円

・・・コンセントの増設などによっては、配線の変更をしなければなりません。

④コンセントの電圧を切り替える:4千円~3万円

・・・エアコンや電子レンジ、IHクッキングヒーターなどを新規で使用したい場合に、これらの消費電力が1,000W以上の場合は、コンセントの電圧を専用回路への切り替えをすることを勧められています。

⑤野外のコンセント増設:1.5万円~7万円

・・・電気自動車の充電、防犯カメラ設置用など、屋外にコンセントを増設する需要は増えてきました。

⑥分電盤(ブレーカー)取替:1.7万円~

・・・分電盤を新しいものに交換するものです。

(コンセント増設工事のポイントは?)

DIYではなく、専門業者に工事依頼をするポイントには、次のものがあります。

①信頼性の高い業者を選ぶ

・・・必ず電気工事士の資格を持った業者に依頼します。

②複数の業者から見積りを取る

・・・見積もりを取った上で、複数の業者から比較検討します。

③工事の内容や費用、工期を適正に説明しているか

・・・しっかり、工事内容や費用、工期などを明確にしてもらいましょう。

工事内容や費用、工期などを明確にしてもらうことで、自分に合った業者を選ぶことができます。

④電気工事の資格を持っているか

・・・業者の資格や保険加入の有無を確認します。

⑤素人が電気工事に手を出さない

・・・コンセントの増設工事は、電気工事士の資格と知識が必要なため、DIYで行うのは危険です。必ず電気工事士に依頼して、安全に工事を進めましょう。

また、見積もりを取った上で、複数の業者から比較検討することが大切です。

エアコンの電気工事の費用相場と注意点は?

エアコンの電気工事の費用相場については、「くらしのマーケット」ほかを参照しました。

・くらしのマーケットエアコン工事の費用相場:

実際の見積り金額は、配線の長さや埋め込みなどの条件や業者により、幅がありますので、あくまでも参考としてください。

(エアコン電気工事の費用相場)

①エアコンの取り付け:14千円~17千円

・・・冷房能力2.2~4.0KW)、店舗によっては、エアコン本体購入で取り付け工事がセットになったものもあります。

②エアコンの取り付け:19千円~23千円

・・・冷房能力5.0KW以上)、店舗によっては、エアコン本体購入で取り付け工事がセットになったものもあります。

③エアコンの取り外し:5千円程度

・・・取り付けるときに、既設のエアコンを取り外しするときに依頼することがあります。

④不要エアコンの回収:3千円程度

・・・取り外しとエアコン回収を依頼する場合、販売店に依頼すると良いでしょう。

取り外しと回収をセットにして、8千円~程度で行う店舗もあります。

⑤冷媒ガスの充填:17千円程度

・・・冷媒ガスが無くなると、エアコンが冷えなくなるので、冷媒ガスを充填する必要があります。

⑥エアコン内部清掃:7千円~

・・・本体内部をある程度取り外し、エアコンの除菌と清掃を行います。

まとめ

手先の器用な方であれば、コンセントの交換や撤去などが出来そうですが、第二種電気工事士の資格が無ければ行ってはいけません。

電気が漏れたり、火災の原因になる可能性があるので、安全のためには、資格を持った専門業者に依頼するのが安心です。