不動車とは、何らかの理由で公道を走行できない状態の車の総称です。
事故や故障などにより物理的に動かない車だけでなく、車検が切れて公道を走行できない状態の車も、不動車として扱われます。
不動車を所有したまま放置すると、使用しなくても保管料や税金などが必要となり、経済的な負担になることがあります。また、放置場所によっては、近隣住民への迷惑や、火災などの危険性も考えられます。
今回は、不動車バイク・原付の処分方法や費用相場と、無料引き取りや買い取りなどについて解説します。
不動車バイク・原付を処分するなら？費用相場や引き取り方法は？
（不動車を放置していると？）
不動車は、通常、修理や再利用が難しい場合があり、そのまま放置されることがあります。
不動車のバイクや原付を放置したままにすることは、いくつかの問題を引き起こす可能性があります。
以下は、その主な問題点です。
①環境への影響
･･･放置された不動車は、環境に害を及ぼす可能性があります。
特に車両から漏れる液体（オイル、燃料、冷却液など）は地下水や土壌に浸透し、環境への悪影響を及ぼすことがあります。
②法的な問題
･･･ 不動車を道路上に放置すると、地方自治体や公安委員会による規制違反と見なされることがあります。
これには、罰金などが含まれる可能性があります。
③隣人との問題
･･･放置された不動車は、近隣住民との不和を引き起こすことがあります。
景観を損なったり、不快な状態を作り出したりすることがあるためです。
④資産価値の減少
･･･不動車を放置することは、その車両の資産価値を低下させる可能性があります。
長期間放置された車両は、劣化し価値が減少します。
したがって、不動車を放置せず、適切に処分することが重要です。
⑤税金の徴収
･･･廃車手続きを取らない限り、毎年税金の請求がきます。
税金は4月1日現在の所有者に請求が来るので、3月31日までに廃車届を出す必要があります。
・125cc以下のバイク・原付･･･市区町村で廃車手続きをします。
ナンバープレート、標識交付証明書（紛失してもっ手続きは可能です）、所有者の認印があればできます。
・125cc以上のバイク･･･陸運局・支局で廃車手続きをします。
ナンバープレート、廃車必要書類を用意します。
（処分方法）
不動車の処分方法は、主に以下のものがあります。
①リサイクルセンターへの持ち込み
･･･一部の地域では、リサイクルセンターが不動車を引き取り、適切に廃棄処分します。
ただし、手続きが必要な場合があります。
②ディーラーまたは修理工場
･･･一部のバイクディーラーや修理工場は、不動車を引き取り、修理または部品として再利用します。
③中古車買取業者
･･･一部の中古車買取業者は、不動車を引き取り、部品や鉄くずとして再販売することがあります。
（費用）
不動車を処分するための費用は、選択した方法や地域によって異なります。
①リサイクルセンター
･･･持ち込む場合は、通常は費用がかからないことが多いです。
②ディーラーや買取業者
業者に引き取ってもらう場合は、費用が発生することがあります。
また、不動車の引き取りに関連する書類作成や、手続きにも費用がかかることがあります。
（相場）
不動車のバイクや原付の相場は、車両の状態、年式、メーカー、モデルなど異なります。
相場は地域によっても異なります。中古車買取業者やディーラーに相談し、複数の見積もりを取ることで、車両の価値を評価するのに役立ちます。
①バイク業者
･･･費用は業者によって異なりますが、1万円～2万円程度が相場です。
②自分で処分
･･･費用は、解体にかかる費用と廃棄にかかる費用の合計となります。
解体にかかる費用は、バイクの状態によって異なりますが、1万円～2万円程度が相場です。
廃棄にかかる費用は、自治体によって異なりますが、1万円～2万円程度が相場です。
不動車バイク・原付の処分業者はどこに頼むのが良いの？
廃車手続きは、所定の役所で手続きができますが、残った不動車バイク・原付本体は自分で処分しなければなりません。
①インターネット検索
･･･インターネットで「不動車処分業者」や「不動車引き取り」などのキーワードで検索を行い、地域にある業者を探すことができます。
多くの業者がウェブサイトを持っており、サービス内容や連絡先情報が記載されていることが一般的です。
②口コミと評価
･･･インターネット上で業者に関する口コミや評価を調査しましょう。
他の顧客の経験や評判を確認することで、信頼性のある業者を見つける手助けになります。
③地元のディーラーと修理工場
･･･地元のバイクディーラーや修理工場に問い合わせて、不動車の引き取りや処分に関してアドバイスを受けることができます。
彼らは通常、業者やサービスを提供する連絡先情報を提供してくれるでしょう。
④中古車買取業者
･･･中古車買取業者は、不動車の引き取りや買い取りを行うことがあります。
多くの場合、業者は車両の部品を再利用するか、鉄くずとして処分します。
複数の業者に見積もりを依頼し、条件を比
･･･地元の自治体や都市には、不動車の処分に関するガイドラインが存在することがあります。これらのガイドラインに従って、処分業者を見つけることができます。
不動車の処分業者を選ぶ際には、料金、引き取り手続き、処分方法、法的要件などを確認し、信頼性のある業者を選んでください。
業者との契約を締結する前に、サービスの詳細を文書で確認しましょう。
不動車バイク・原付の無料引き取りと買い取りとは？
（無料引き取りとは？）
不動車バイク・原付の無料引き取りとは、業者がバイクを無料で引き取って、廃棄してくれるサービスです。
引き取りにかかる費用は一切かかりません。
（買い取りとは？）
不動車バイク・原付の買い取りとは、業者がバイクを買い取って、現金で支払ってくれるサービスです。
バイクの状態や業者によって、買い取り金額は異なります。
（無料引き取りと買い取りの違いは？）
無料引き取りと買い取りの違いは、費用の有無です。
無料引き取りは費用がかからず、買い取りは費用がかかります。
①無料引き取り
･･･バイクの状態があまり良くない場合や、価値が低い場合に利用するのがおすすめです。
②買い取り
･･･バイクの状態が良く、価値が高い場合に利用するのがおすすめです。
（どちらを利用するのか？）
不動車バイク・原付を処分する際には、無料引き取りと買い取りのどちらを利用するかを検討する必要があります。
以下に、無料引き取りと買い取りのメリットとデメリットをまとめます。
①無料引き取りのメリット
･･･費用がかからないのと手続きが簡単。
②無料引き取りのデメリット
･･･バイクの状態によっては、引き取りってもらえないし、廃車手続きは自分で行う必要があります。
③買い取りのメリット
･･･現金が手に入るのと、バイクの処分と同時に廃車手続きを依頼できます。
④買い取りのデメリット
･･･費用がかかるのと、バイクの状態によって、買い取り金額が低くなる可能性があります。
まとめ
不動車の処分は、状況に応じて異なるアプローチを選ぶことが重要です。
費用や相場を比較し、車両を適切に処分する方法を選びましょう。
また、法的な続や環境に関する規制にも気をつけることが大切です。
