一般的にぎっくり腰は、重いものを持ったり腰をひねったりしたときに、急に激痛が走り動けなくなってしまいます。
また重いものを持たなくても、くしゃみをした時や単に起き上がろうとしたときなど、予期せぬ時にぎっくり腰が起こることがあり油断はできません。
そして、ぎっくり腰になった場合激痛が伴うので、なんとか痛みを軽減したいですよね。
そのようなときは、すぐに痛みを軽減するツボを指圧してみましょう。
今回は、ぎっくり腰になったときにどうするか、痛みの軽減のための手のツボはどこか、低周波での治療方法をご紹介します。
ぎっくり腰になったときどうする?
(ぎっくり腰はなぜ起こる?)
ぎっくり腰は腰回りの筋肉の捻挫や、炎症などが原因で痛みが発生します。
ぎっくり腰は、重たい物を持つ、スポーツを行う、日常生活での行動など、様々な出来事により突然起きるので、特定された原因で発症するわけではありません。
そのため、日常的に運動をしているからといって、ぎっくり腰にならないということではないのです。
(ぎっくり腰になったらどうする?)
一般的なぎっくり腰は一週間程度、長くても二週間程度で治ると言われています。
その間どうすると良いかは、その人の症状にもよりますが、次のことを参考にしてください。
①2~3日間安静して様子をみる。
・・・痛みが激しい場合は、無理に動かさないようにして自宅で安静にします。
その後動けるようになったら、病院へ行きましょう。
②痛みがひどく、脚にしびれがある場合は要注意。
・・・脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの場合があるので、早めに専門病院の受診をしましょう。
③冷湿布をして、腰のマッサージはしない。
・・・湿布は温湿布か冷湿布かで迷いますが、筋肉の捻挫や炎症なので、消炎作用のある冷湿布を使用してください。
腰の痛い部分を直接マッサージすることは、痛みを増す恐れがあるのでやめてください。
また、お風呂で温めるのは。逆効果になる恐れがあるので、シャワーでサッと身体を洗うぐらいで我慢しましょう。
④腰に負担のかからない寝方をする。
・・・膝を軽く曲げて横向きで寝る。
または、仰向けに寝るときは膝を軽く曲げて、膝の下にクッションを置く。
クッションの代わりに、低めの台でも良いです。
⑤痛みが和らいだら動くようにする。
・・・2~3日くらいは安静で過ごしますが、ある程度痛みが和らいだら、多少の痛みは我慢して日常生活に合わせて、動かせるところは動かすようにしてください。
安静のままだと背筋が弱り回復が長引くことがありますが、積極的に身体を動かすことで回復するのが早まることがあります。
ただし、動くことで激痛を伴うときは、無理をしないで様子をみながら、身体を少しずつ動かします。
⑥痛みを軽減する方法を試す。
多少の痛みを緩和するためには、次の方法があります。
・痛み止め薬を飲む。
・冷湿布を貼る。
・指圧でツボを押す。
・低周波治療をする。
・腰ベルトを使う。
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人の動きに合わせてサポートする設計なので、日常生活やスポーツをするときに腰の負担を軽減します。腰痛だけでなく、ぎっくり腰予防にも良いです。
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鎮痛消炎テープ剤なので、腰の他にも肩・関節・筋肉に痛みに効果を発揮します。肌にピッタリフィットする大判サイズです。使用は1日2回が限度です。
ぎっくり腰の痛みを軽減する手のツボは?
(ツボの指圧の仕方は?)
腰の痛みを軽減すると言われるツボは、手、脚、腰などにあります。
その中から、自分一人でもできるツボの指圧をご紹介します。
①親指の平らな部分で指圧する。
・・・基本は親指の平らな部分を使います。
親指で押しにくい場合は、人差し指・中指・薬指の3本の指を並べて、中指を中心に力を入れるようにして指圧してください。
②押す時間3秒、戻す時間3秒。
ゆっくり3秒かけて押し、ゆっくり3秒かけて戻します。
③押す回数は3~5回
「気持ち良い」と思うくらいの力で押します。
長時間押すことや回数を多くすることは、ツボ部分の筋肉組織を傷つける恐れがあるので避けましょう。
(手のツボは?)
手のツボは、自分だけでもできるので、知っておくと良いですよ。
①腰腿点:ようたいてん(腰痛点:ようつうてん)
・・・人差し指と中指の骨の分かれ目、薬指と小指の骨の分かれ目と、片方の手の甲の手首側に2か所ずつあります。
②合谷(ごうこく)
・・・手の甲の手首側、親指と人差し指の骨の分かれ目で、押すと少し痛いと思う部分です。
(手首のツボは?)
①養老(ようろう)
・・・手の甲側の手首で、小指側の飛び出ている骨(突起)の下、少し薬指寄りのくぼみです。
腰痛以外にも、疲れ目やかすみ目にも効くと言われています。
ぎっくり腰、低周波の治療法
(病院などでは中・高周波治療器が多い)
腰痛治療のときに、整形外科や整骨院で低周波治療を受けた経験がある方は多いと思います。
病院などで使用するのは、低周波というより中周波や高周波治療器がほとんどで、皮膚抵抗が少ないのでより深部の筋肉組織を刺激します。
(家庭用は低周波治療器が多い)
低周波治療器は皮膚抵抗が強いため、どちらかというと浅い筋肉組織を刺激し、出力を上げると痛く感じる場合があります。
また高周波治療器よりも、価格がお手頃な商品が多く、一般的に普及しています。
(急性よりも慢性に効果がある)
低周波治療器は、ぎっくり腰のように急激な痛みに対してよりも、痛みが改善されてきたあとのアフターや慢性の腰痛に効果があると言われています。
確かにぎっくり腰で痛い場合に、低周波で刺激を与えても、痛みが改善することは少ないです。
低周波治療に効果が期待できるのは、身体の外からの電気の刺戟で、筋肉の収縮や弛緩による血行促進や筋肉疲労の緩和です。
ぎっくり腰の急激な痛みに対する治療ではなく、いわゆるマッサージ効果的な感覚で使用すると良いでしょう。
(低周波治療器おすすめ:オムロン エレパルス HV-F128)
腰を含めて、肩・腕・脚など様々なツボを痛みの特性に合わせて刺激します。
急性を痛みを和らげ、慢性のコリやしびれをじっくりほぐし、気持ち良くなります。
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まとめ
ぎっくり腰の激痛はつらく、その場からなかなか動くことができません。
そのときは、応急的に手のツボを指圧して痛みを軽減し、様子をみながら場合によっては病院の診断を仰ぎましょう。