探してみよう!知りたい情報!

ちょっと気になることや知りたい情報を調べてみよう!

インフルエンザ看病での注意点は?予防するには?感染したらどうする?

インフルエンザは、一般の風邪とは異なり、ウイルスによる気道感染症で、高熱、強い咳、頭痛、関節痛、倦怠感などの症状がみられます。

さらに、インフルエンザには気管支炎、肺炎などの合併症が起こる可能性があります。これらの合併症が発生すると、場合によっては死亡する可能性があるため、インフルエンザは非常に怖い病気です。

そのインフルエンザに家族が感染した場合、一般的には家族のうち誰かが看病することになります。

今回は、看病においての注意点や、予防のためにすること、もし感染した場合どうするのかについて解説します。

インフルエンザの看病で、注意するポイントは?

(感染経路は?)

インフルエンザウイルスは、主に飛沫感染接触感染の二つの経路で感染することが分かっています。

飛沫感染

・・・インフルエンザに感染している人の咳、くしゃみなどにより、ウイルスが周りに飛散します。

そのウイルスを他人が口や鼻から吸い込むことで感染します。

周りに席をする人がいたときは、気を付けましょう。

また、風邪やインフルエンザに感染している場合は、マスクを着用して、周りの人々に感染しないように注意しましょう。

接触感染

・・・インフルエンザに感染している人が、手を洗わない、または消毒しないまま触った場所や物を他の人が触って、その手で自分の口や鼻を触ることで感染します。

手すり、ドアノブ、扉、バスなどの吊り輪など、素手で触る部分には気を付けましょう。

また、公共の場所で触ることが多いものは、こまめにアルコール消毒剤で手を消毒して、感染を予防しましょう。

(インフルエンザの看病 注意ポイント)

①看病する人を決める

・・・感染者がウイルスを排出するのは、発症後3~7日間と言われています。

その間は、決まった人が看病し、他の家族にうつらないよう注意します。

②感染者専用の部屋にする

・・・できれば感染者の部屋を専用にして、看病人の他は入らないようにします。

感染者が部屋から出る場合は、マスクを着用して、他の家族に感染しないように注意しましょう。

③家族全員マスクをする

・・・感染者に限らず、他の家族も使い捨てマスクを着用します。

④こまめに手を洗う

・・・感染者と家族ともに、こまめに手を洗います。

また消毒もこまめに行いましょう。

⑤感染者が触れたものは消毒する

・・・感染者の分泌物、排泄物がドアノブや手すり、椅子、テーブルなどに付いたときは、ゴム手袋を使用して消毒してください。

トイレなどに消毒薬を置きましょう。

⑥感染者の使用したものは捨てる

・・・ティッシュやマスクはビニール袋に入れて、しっかり縛ってゴミ出しに出します。

⑦感染者専用のタオルにする

・・・感染者専用のタオルにして、他の人は触らない。

感染者以外は、別のタオルを使いましょう。

タオルは共用でなく、個人別にする方が良いです。

⑧体調に注意する

・・・家族も感染している恐れがあるので、1週間くらいは自分の体調に気を付けて、他人となるべく接触しないようにします。

自分の体が不調なときは、なるべく出歩かないようにしてください。

また、十分な栄養を取ることで、免疫力を高め、感染を予防することができます。

⑨換気をする

・・・部屋はあまり乾燥しないように湿度50~60%にして、1時間に1回は部屋の換気をしてください。

インフルエンザの予防のためにすることは?

(予防ですることは?)

①予防注射を打つ

・・・インフルエンザの予接種の時期になったら、ワクチンを接種するようにします。

②他人との距離をあける

・・・ウイルスの飛沫距離は約1m~2mなので、必要以上に他人に近づくことや、密になることのないよう気を付けてください。

③日頃の健康管理をする

・・・日常的に栄養と睡眠は十分取るようにして、抵抗力をアップします。

また、適度な運動をして、健康的な生活を維持することも重要です。

④外出には注意する

・・・むやみに外出しないようにして、外出時にはなるべく人込みを避けます。

また、手洗い用の携帯用アルコール消毒液を持ち歩くことで、外出先でも手軽に手洗いをすることができます。

マスクは着用して、外出から帰ったら必ず手洗いをしてください。

⑤家の中での予防

・・・家にいる場合にも、換気を十分に行い、空気の入れ替えをすることが大切です。

また、定期的に家の中の掃除をすることで、ウイルスの繁殖を防ぐことができます。

⑥マスクの着用と手洗い

・・・外出時には必ずマスクを着用し、マスクは定期的に取り替えるようにします。

また、外出から帰ったら必ず手洗いをして、ウイルスの感染を予防するようにします。

インフルエンザの看病中に感染した場合はどうするの?

(感染したときは?)

インフルエンザの看病で自分も感染してしまうことは、十分あり得ます。

そこで、感染した場合の対処法について、以下に詳しく説明します。

・他の家族への感染を防ぐ

・・・同居している他の家族にうつさないように、なるべく離れて生活するようにします。

具体的には、別の部屋で寝たり、別々に食事をとったりすることが大切です。

また、手洗いやうがいをこまめに行い、マスクを着用することも推奨されます。

・休養をとる

・・・インフルエンザにかかったら、熱が下がっても2~3日は感染する恐れがあります。学校や会社は出来るだけ休暇を取り、安静にして静養に努めましょう。

また、十分な栄養素を摂取し、十分な睡眠をとることも大切です。

・高齢者や幼児との接触を避ける

・・・体力の弱い人や幼児、高齢者には、近づかないようにしましょう。

まとめ

インフルエンザで大事なのは、患者以外他の人にはうつさないことです。

看病するときもポイントを守り、しっかり予防対策をして看病してください。

さらに、新型コロナ対策とインフルエンザ対策は密接に関連しているため、マスク着用や手洗い・うがいの徹底など、コロナ対策にも取り組むことが大切です。