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マスクの正しいつけ方、厚生労働省のガイドラインをわかりやすく解説!

マスクは、新型コロナウイルスや風邪、インフルエンザなどの感染拡大防止、または花粉症などのアレルギー症状緩和に欠かせないアイテムです。

しかし、正しくつけないと、感染リスクを高めてしまう場合もあります。

厚生労働省は、マスクの正しいつけ方に関するガイドラインを公開しています。

このガイドラインでは、マスクの裏表、上下、プリーツの向きの確認方法も示されています。

今回は、厚生労働省のマスクの正しいつけ方ガイドラインの概要をはじめ、マスクの正しいつけ方による食品への移りつきの防ぎ方などを解説します。

厚生労働省のマスクの正しいつけ方ガイドラインの概要とは?

(マスク着用について)

これまでは新型コロナ感染に関連して、場所によってはマスク着用が義務付けられていました。

①令和5年3月12日まで

・屋外・・・季節を問わず、マスク着用は原則不要。

・屋内・・・距離が確保でき、会話をほとんど行わない場合をのぞき、マスクを着用する。

②令和5年3月13日から

・屋外、屋内・・・個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断が基本。

・感染拡大防止対策・・・マスクの着用が効果的である場面などについては、マスクの着用を推奨する。

③周囲の方に、感染を広げない

・受信時、医療機関、高齢者施設など・・・マスクを着用しましょう。

・通勤ラッシュ時などの電車、バス・・・マスクを着用しましょう。

マスク着用は、自分自身(重症化リスクの高い方)を感染から守るためにマスク着用が効果的です。

重症化リスクの高い方には、高齢者、基礎疾患を有する方、妊婦などがいます。

マスク着用については、新型コロナが猛威を振るっていたころに比べて、制限がかなり緩められました。

マスク着用の考え方については、厚生労働省のホームページで確認をしてください。

公式HP:

新型コロナの感染が落ち着いてきたとはいえ、インフルエンザや風邪が猛威を振るっていることもあるので、マスク着用については個人でしっかりと判断しましょう。

マスクの裏表、上下、紐、プリーツの向きの正しいつけ方は? 

(マスクを着用する目的は?)

マスクを着用する目的は、一般的に感染症の予防や拡散の防止です。

以下に、マスクの主な目的をいくつか挙げてみましょう。

感染拡大の防止

・・・特に風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症が流行している際、マスクは感染者が他者に対してウイルスや細菌を拡散するのを防ぐ役割があります。

咳やくしゃみなどの際に、口や鼻から飛び出す飛沫には、ウイルスや細菌が含まれています。マスクを着用することで、飛沫の飛散を抑えることができ、感染の拡大を防ぐことができます。

②自己防護

・・・マスクを着用することで、周囲の空気中の微小な粒子や飛沫から口や鼻を保護し、飛散する飛沫を吸い込むことを防ぐことができるので、自身の呼吸器官を守ることができます。

③他者への配慮

・・・万が一、着用者が感染している場合でも、マスクを着用することで他者への感染リスクを軽減できます。

これは、感染症が症状を示さない期間でも他者に対して感染を防ぐためです。

④環境からの保護

・・・特に工業環境や粉じんの多い場所などで、マスクは有害物質や粒子から呼吸器を守るのに役立ちます。

また、花粉症などの予防や症状の緩和にも役立ちます。

(マスクの正しいつけ方は?)

厚生労働省のマスクの正しいつけ方などを参考にすると、マスクを正しく着用する方法は、以下のとおりです。

不織布マスク(プリーツ型)を例にして、正しいつけ方をご紹介します。

①手の洗い

・・・マスクをつける前に、手を石けんと水でよく洗うか、アルコールハンドジェルで清潔にします。

手洗いまたは手指消毒を行い、清潔な手でマスクを取るということです。

②マスクの裏表、上下、向きとは?

・裏表・・・耳に掛けるゴム紐の取り付けがあるのが表(外側)で、無いのが裏(内側)です。

・上下・・・鼻のワイヤーがあるのが上、無いのが下です。

・向き・・・マスクの裏表、上下をしっかり確認して正しい向きでつけましょう。

マスクの正しい位置への装着

・・・マスクを取り出す前に、クリーンな場所で手を洗い、耳に引っ掛けるゴムバンドを持つか、または後頭部にあるバンドをつかんで、鼻と口を覆うようにマスクを正しく装着します。

マスクの耳ひもを両手で持ち、マスクの真ん中を鼻の位置に合わせます。

④鼻と口の覆い

・・・マスクを着用する際には、鼻と口をしっかり覆うようにします。

マスクの上部が鼻にきちんとフィットし、下部が口を覆っていることを確認し、耳紐をしっかり耳にかけます。

マスクの調整

・・・マスクが正しく装着されたら、鼻の部分を鼻に合わせて曲げ、隙間ができないようにフィットさせます。

⑥触れない

・・・マスクを装着したら、できるだけ触らないように心がけます。

手が清潔でない限り、触れたり調整したりすることは感染のリスクを増加させる可能性があります。

⑦深呼吸をする

・・・マスクをつけ終わったら、深呼吸をして、空気漏れがないか確認します。

⑧長時間の使用時の取り扱い

・・・マスクを長時間使用する場合、湿気がたまることがあります。

湿ったマスクは効果が低下するため、必要に応じて新しいマスクに交換しましょう。

また、使い捨てマスクの場合は、濡れたり汚れたり、指定された時間や状況で交換することが重要です。

再利用可能な布マスクの場合は、指示に従って洗浄し、適切に保管してください。

マスクの正しいつけ方で、食品への移りつきも防ごう! 

新型コロナウイルスなどが食品の中に侵入して、食品を介して相手に感染する可能性は、非常に低いと言われています。

ただし、新型コロナウイルスなどが感染するルートは、飛沫感染接触感染であると考えると、飛沫によってウイルスが目の前にある食品の表面に着地すると、それに触った手で口や鼻、目などに触れることによってウイルスが感染する可能性はあります。

その飛沫を防ぐためには、マスクを正しくつけることが、有効な方法となります。

マスクをつけたからといって、感染を完全に防げるわけではありません。

感染予防というより、自分の咳やくしゃみによって回りに飛沫が飛び散るのを防ぐものと考えた方が良いでしょう。

(マスクの着用で、感染リスクを低減する)

マスクの着用に加えて、以下の点にも注意することで、食品への感染リスクをさらに低減することができます。

①食品を調理する前には、必ず手洗いまたは手指消毒を行う。
②食品は、清潔な場所で調理・保存する。
③食品は、加熱して十分に火を通す。

これらの点に注意することで、食品を安全に食べることができます。

まとめ

まだまだ、新型コロナやインフルエンザによる感染のニュースが流れており、油断はできません。

現在簡単にできることと言えば、感染の恐れがあるところに近づかないことと、外出の際にはマスクを正しく着用することです。

ただし、マスクの着用については、個人の主体的な判断が尊重されます。

本人の意思に反して、マスクの着脱を強いることのないように気を配りましょう。