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可愛がっているペットが病気になったとき、仕事をしている飼い主はどうするでしょうか。
あるアンケートによると、ペットのために休みたいとか、病院へ連れて行くので遅刻するかもしれないと答えた人の中で、実際に休むことや遅刻した人は約30%で、70%は休むことや遅刻せずに会社に行ったという結果もでました。
ペットの看病で、休みや遅刻を考えているが、実際には休みづらい、遅刻しづらいという理由などで、結果として会社に行ったというのが現実のようです。
そこで、ペットの病気の介護などで休むことや遅刻しても、会社と揉めない方法をご紹介します。
また、ペットの介護のために会社を辞めるということは、非常識なことなのかお答えします。
ペットが病気で仕事を休む場合にどうする?一番の方法は?
(有給休暇を取る)
家族が病気になった場合には、ほとんどの会社は休暇を認めるでしょうが、家族同然とはいえ、ペットの場合は理解を示す会社は多くは無いでしょう。
一番問題ない方法は、ペットが理由で休みたい場合は、年次有給休暇を取ることです。
年次有給休暇は、基本的に理由(理由を言うのはOKです)に関係なく取ることができ、会社は拒否できません。
労働基準法第39条で認められた権利です。
理由がペットの介護だと言った場合は、ペットのために休暇を取ったと、陰口をたたく人はいるかもしれません。
しかし、理由を細かく言う必要はないので「プライベートな用事」と言ってもかまわないのです。
そして、休暇を取ってから、大事なペットの介護をするようにしてください。
(ただし、注意することがあります)
ただし、チームで仕事をしていて、自分が抜けると仕事が進まないとか、重要な仕事で他の人に頼むことができない場合は、よく考えてから休暇を取りましょう。
自分一人が休んだせいで、会社がつぶれるということはないと思いますが、相手の信頼を失うこともないとは限りません。
また、年次有給休暇の日数が残っていなければ、取ることはできません。
ペットを飼うということは、飼い主の日常に関係なく、ペットの健康状態が悪くなることがあるということを理解しておきましょうね。
ペットが病気で会社を遅刻したいときはどうする?
(ペットを扱う考えは人によって異なる)
ペットの扱いについては、人それぞれで考え方は違うので、意見が合わないことが多いのは仕方ないと思います。
ペットが病気になることは買う前から予想できるので、仕事に支障や他の人に迷惑をかけるなら、最初からペットを飼う資格はないという人もいるでしょう。
ペットを愛する人から見れば冷たいと思うかもしれませんが、間違った意見と言えるものではありません。
(ペットが病気と言ったほうが良いのか?)
ペットが病気で遅刻することを認めている会社であれば良いですが、そうでない場合や他の人とのトラベルを避けたいのであれば、次の方法があります。
①ペットの介護が理由と言わない
・・・ペットの介護で遅刻するという正直な理由を言う必要はありません。
積極的に嘘をつけと言っているわけではありませんが、あえて持論を持ち出して、ペットの介護が理由と言い張る必要は無いのです。
②家族を病院へ連れて行くという理由
・・・ペットが心配であれば大人の対応で、家族(ペットも家族)の体の調子が悪いので、〇〇時間遅刻しますと伝えましょう。
嘘を言ってはいないですよ。
③自分が病気という理由
・・・ペットではなく自分が病院へ行くとという理由ですが、これはおすすめできません。
事実とは違うし、会社の人が心配して話が大きくなることも考えられます。
④時間有給を取る
・・・時間有給が導入されている会社であれば、時間有給を取ってペットを介護するか、病院へ連れていきます。
これは労働者として、正当な方法です。
ペットの介護で会社を辞めるのは非常識なこと?
(会社を辞めるのは非常識?)
愛するペットが病気になり、世話をするためには、会社を長期休まなければならない。
それなら、いっそ会社を辞めて看病したいと考える人は非常識なのでしょうか。
会社を辞めるには、労働法上特別の理由は必要ありません。
ペットの介護が理由でも、他にやりたいことが出来たでも、会社を辞めるのは本人の自由です。
よくある「一身上の都合」で退職届を出すだけで十分です。
そのため、ペットの看病で会社を辞めますという理由は書く必要はありません。
(会社を辞めると無収入になる)
でも、そこで考えなければならないのは、仕事を辞めることは収入も無くなるということです。
また、仕事に不満があるとか、他に収入源がある場合は良いですが、そうでない場合はよく考える必要があります。
単純な言い方をすれば、会社を辞めるのは勿体ないような気がします。
(相談できる会社かどうかにもよる)
辞める気があるのであれば、その前に親身になってくれる上司や同僚などに理由を話し、仕事とペットの介護の両方がうまくできないかどうか、相談したほうが良いと思います。
会社によっては、長期の休みを認めてくれるかもしれません。
(飼い主の責任は?)
辞めるか辞めないかは本人の自由ですが、その前に自分がペットに対して何ができるか考えましょう。
介護をするために会社を辞めても、収入が無くなり病院へ連れていけなくなっても意味がありません。
ペットが苦しむことや亡くなったときに、後悔しないようにするのが飼い主の責任ではないでしょうか。
まとめ
ペットに対する考えは個人個人で違います。
家族同様と考える人もいれば、ペットと家族は違うと言う人もおり、お互い意見が合わないのは仕方ないと思います。
大事なのは、ペットが苦しんだり亡くなった時に、自分ができるのかを考えておかなければなりません。
ペットの飼い主になるには、そのペットの人生に責任を持つことですね。